帆船日本丸 上皇上皇后両陛下 行幸啓記念碑を建立
昭和5年に建造された「帆船日本丸」は今年で90周年を迎えました。
平成29年7月17日(海の日)に上皇上皇后両陛下(当時天皇皇后両陛下)が帆船日本丸をお訪ねになり、事業を支えているボランティアの方々に励ましのお言葉を伝えられました。このことを後世に伝えるために、また平成から令和への時代の節目となった本年に行幸啓記念碑を建立することになりました。光栄にも、横浜港湾労働者慰霊碑供養塔や横浜港開港150周年記念碑などを施工した過去の実績を認められ、当社に工事の依頼を頂きました。
記念碑に刻まれている御歌「うみ風を求め旅行く若きらを帆船は待つ月の港に」(横浜市長・林文子揮毫)は、上皇后さまが胸躍る若い実習生を乗せて間もなく航海に出ようとする日本丸をお詠みになったもので、林文子横浜市長が揮毫し歌碑にしています。
大きさは幅3000×奥行1500×高さ1550ミリで、記念碑本体は3トンの重さの花崗岩を削って仕上げました。御歌の「月夜の日本丸」の帆と月をイメージしてデザインされた石は、特別な形となっており、通常だと倒れてしまうものでしたが、長年石工事に携わってきた経験が発揮できたのではないかと思います。